2011年11月8日火曜日

彼女のこんだて帖 / 角田 光代

今回の旅行中に読んだ本です。
角田さんの新刊が出ていたので、購入しました♪
食べ物を作って、食べて、前向きになって行く短編が詰まっていて、とても面白い本でした。
全ての短編の登場人物が、どんどん繋がっていくのも面白くて、次の主人公はこの人かも?とか読んでいる最中に思ったりしながら読み進めました。
美味しい物を作って食べれば、やっぱり幸せな気持ちになれるんだと思います(^_^)

下記抜粋:
長く付き合った男と別れた。だから私は作る。私だけのために、肉汁たっぷりのラムステーキを!仕事で多忙の母親特製かぼちゃの宝蒸し、特効薬になった驚きのピザ、離婚回避のミートボールシチュウ―舌にも胃袋にも美味しい料理は、幸せを生み、人をつなぐ。レシピつき連作短編小説集。

短編小説の名手、角田光代が開いた新しい小説世界は、料理とのコラボレーション。涙あり、笑いあり、そしてふと胸つまるときもある傑作短編15編のキーポイントは「料理」。無骨な男が亡き妻を想いながら作る豚柳川、働きながらひとり子育てをした母が思わず涙したかぼちゃの宝蒸し、恋の痛手をなぐさめたラムのハーブ焼き…。角田光代が小説中に巧みに、鮮やかに描いた料理のレシピをベターホームが再現して、小説と合わせて掲載しました。料理教室を開催し、料理本を数多く出版してきたベターホームのレシピは、「親切で必ずおいしくできる」と定評を得ています。小説で感動したら、さっそくその料理を作って味わってみることができる、2度楽しめる画期的な本です。

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