2012年4月5日木曜日

森本真二 陶展 / 花瓶

友達の酒器探しの途中で出会った素敵な和風の花瓶です。真っ黒。
このしっかりとした黒に惹かれました。
こちらは裏側から。シンプルです。
大事に使いたいと思います(^_^)

ちなみに、友達は青いラメが入ったような酒器セットを購入していました。
展示会だったので、製作をしている森本さんが実際に対応してくれて、焼き物の説明をしてくれたのが面白かったです。

下記抜粋:
京都府亀岡市に工房を構える森本真二。穴窯での灰釉や粉引・黒釉といった焼締窯変による食器を中心に制作しています。昨年松屋銀座での個展15周年という節目を経て、今回は作家としてスタートした原点の“うつわ”にこだわり新作を制作しました。その新作の数々をお楽しみください。

【森本真二 プロフィール】
1963年 京都に生まれる
1985年 京都市工業試験場伝統産業研修本科修了
1986年 京都市工業試験場伝統産業研修専攻科修了
1987年 京都府陶工職業訓練校成形科修了 京都市山科で、ろくろ師として就職 作家活動を始める
1989年 3か月にわたりイギリス・フランス・オランダ・ドイツ・イタリア・スペインなど西ヨーロッパ14ヵ国を研修旅行
1990年 立川伊勢丹において初個展
1991年 山梨県増穂にて登窯・穴窯焼成を担当 池田満寿夫氏ら他、彫刻家、版画家の焼成を担当
1992年 京都市山科、清水焼団地において新工房を開く 国際陶磁器展 美濃'92初入選
1993年 ヨーロッパ8カ国研修旅行 主にイギリス ・フランス・ギリシャ・ブルガリア・トルコ他
銀座 兜屋画廊にて父子展
松屋銀座にて個展
御苑拾翠亭にて個展と茶会(京都)
京都・山科の工房を亀岡・東別院の地へ移す
1999年 リッツ・カールトン・ホテル大阪にて茶会と個展

まずは、先日の春の嵐(すごかったですね!!) と共に京都からやってきた、森本真二さんの第16回目の陶展からのご紹介です♪
森本さん、昨年、松屋での15周年を迎えた後、気持ちも新たに、自分の作家としての原点と考えている、食器という”うつわ”にこだわり、今回の作品づくりにあたったそうです。
普段使いの食器は、日々接するものだけに尚更、丁寧なつくりが、手にする人にも伝わるものです。
だからこそ、その上にのせるお料理にまでこだわりたい気持ちになるんですね♪
森本さんの作品は、土ものの焼き物には珍しい、鮮やかな色見が特徴的ですが、土によって色に変化を出しています。
赤土の上に、白・赤・青の上釉をかけると、やや青みの強い色になり、白土に、赤・青をかけると、赤みがかった紫色になります。
色見の出方は、もちろん永年の経験からある程度の予想がつくということですが、下の写真の花入などは、光にあたると虹のようなきれいな色を発し、森本さんの予想をはるかに超えた、まさに偶然のなせる技が加わったものといえるでしょう。
今回の土瓶など、穴窯で焼いた土瓶は、他の焼き物とはまた一味ちがいます。電気窯、ガス窯などで焼いた物との違いは、燃焼時間の長さなど様々ですが、薪を燃料にするため、焼かれている間にその灰が作品の上にかかることがあり、これを”灰かぶり”といいます。
多くかぶる部分とそうでない部分ができるため、作品には表と裏ができ、見る方向で表情が変わります。 窯から出すまでは、状態がわからず、窯出しの時には不安と緊張感が入り混じるそうです。
ほんの一部しかご紹介できませんでしたが、生活を彩る”うつわ”の数々を見に、春の日差しの中、是非 足をはこんでください♪
http://www.matsuya.com/m_ginza/blog/gallery/2012/04/20120406_120400_16_15.html
今回こちらの松屋ギャラリーに行って来ました↑
http://www.geocities.co.jp/Milano-Cat/2022/sintyan.html
紹介URL↑

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