2012年5月23日水曜日

フェルメール 光の大国展

フェルメールが遺した37の作品を、最新のデジタルプリンティング技術により、リ・クリエイトした「フェルメール 光の王国展」。
本展の総合監修、そしてフェルメール・センター銀座の館長も務める福岡氏の、「フェルメールだけの美術館を観てみたい」という純粋な思いから企画がスタート。フェルメールが制作した37点を、制作年順に、そして原寸大で所蔵美術館と同じ額装で展示できたら……。もちろん、本物では実現不可能ですが、レプリカなら可能かもしれない、しかし単なるレプリカでは美術館とはいえない。そこで、福岡氏が様々な観点から“フェルメールが描いた当時の色彩”を再現、それを最新の印刷技術を駆使して、フェルメール作品の複製という域を大きく超えたリ・クリエイト作品が誕生しました。
37点のリ・クリエイト作品が鑑賞できるギャラリーゾーンでは、年代順に並んだフェルメール作品を展示、作曲家・久石譲氏が手がけたフェルメール作品から着想を得た楽曲がBGMとして流れています。通常の厳かな雰囲気の美術館とも違う、ホワイトキューブの画廊でもない、まさに特別な空間がそこにはあります。
上記抜粋:
との事で、今日はこちらを見に来るのをとっても楽しみにしていました♪♪
中は撮影OKですが、フラッシュは禁止です。まずは、「マリアとマルタの家のキリスト(1654-55年)」からスタートです。
音声ガイダンスを借りて説明を聞きながら楽しめます。とても楽しくて分かりやすいガイドでした!
下記抜粋:
全37点の見どころを福岡氏のシナリオ、宮沢りえさん(女優)、小林薫さん(俳優)のナレーションによって音声ガイダンスで紹介しています。ナレーションのおふたりが画家・フェルメールとその次女・エリザベスに扮して、作品にまつわるエピソードなどを語りかけるユニークな内容となっています。
「窓辺で手紙を読む女(1657年)」この絵も好きです。
何と言っても「牛乳を注ぐ女(1658-60年)」が好きです。近寄ってみるととても美味しそうなパンにミルク。この絵はラピスラズリを大量に使用していて、物凄くお金がかかったとか。この頃パトロンに頼っていたので、絵の具の材料費をあまり気にせず使えたとか。ガイドで聞いていてびっくりする値段でした。
「デルフト眺望(1660-61年)」こちらは風景画で珍しいです。とても綺麗なタッチでした。
「天秤を持つ女(1662-64年)」こちらの女性の表情が何とも言えない優しい表情で好きです。この隣にはもっと有名な「真珠の首飾りの少女」もありました。あの黄色いガウン可愛いくて好きですが、写真を撮り忘れました。
一番有名だと思われる「真珠の首飾りの少女(1665年)」です。または「ターバンを巻いた少女」とも呼ばれています。やっぱりこの目の表情は本当に素晴らしいなあと思います。
やっぱりここでは沢山の人が足を止めて見ていました。
「絵画芸術(1666-67年)」すごく大きなキャンバスに描かれていて、しかも色々な意味が含まれている絵で、解説がとても面白かったです。
「天文学者(1668年)」はルーブル美術館で本物を見たのを覚えています。もしかしてこの学者がフェルメール自身なのではないかとか、色々な説があるとか。
「レースを編む女(1669-70年)」こちらは可愛いなあ~と思った一枚です。絵自体も小さいのですが、何となく好きな絵でした。
「手紙を書く女と召使い(1670年)」こちらも有名な作品です。この頃からパトロンが居なくなったのだったか忘れましたが、絵を描く材料にあまりお金をかけられなくなったとか。絵を描くのも大変な時代だったのだなあと思いました。
こちらはフェルメールの最後の作品「ヴァージナルの前に座る若い女(1670年)」です。
37作品全てを描かれた順に見ていくのはとても興味深く面白かったです!当時の背景や作品ごとに込められた物語などを解説で聞きつつ見れたので、絵をより楽しむ事が出来ました。
下のフロアでは、また違ったフェルメールを楽しめます。
下記抜粋:
下階には、フェルメールの生涯をひもとくパネル展示のほか、フェルメールのアトリエを再現。彼が制作時に使用していたとされる遠近法などについても詳しい説明があります。そして、「手紙を書く女と召使い」の構図を再現した撮影コーナーも! フェルメールの作品の中に飛び込み、来場者の方がモデルとなった1枚が撮影できます。
上記のパネルの先にはこのような舞台装置があります。
そして、私と母でまねっこ(^_^)
こちらは先ほど上のフロアで撮ったもの。雰囲気でてるかしら??
このように、糸を張り巡らせて、フェルメールの遠近法などについて説明していたり。
またこのように、それぞれの絵に出てくる小物の意味などが説明されたパネルが並んでいました。
そんな意味があったのか、と感心しました。意味合いを分かっていたら、もっと絵を深く楽しむ事が出来そうです(^_^)
最後にこちらのポストカードを購入しました♪♪

本物では無いので絵の具による陰影などを見ることは難しかったですが、最新の印刷技術による素晴らしい再現なので充分に楽しめます。特に、作家の全ての作品を一度に見る機会はなかなか無いので、原寸大で本物に近い印刷で見れたことはとても良い体験でした。
またぜひこのような企画があったら行ってみたいです。
とっても楽しいフェルメール展でした!そして、本物も見に行きたくなりました(^_^)

1/20-8/26まで開催中です。
追記:好評につき第二弾が始まりました。開催期間9/5-11/30です。
http://www.vermeer-center-ginza.com/
URL↑
http://www.museum-cafe.com/special/6394.html
紹介URL↑

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