2012年3月1日木曜日

現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 / 岩田 正美

日本の貧困についての本。貧困自体は昔からあるけれど、何故貧困になるのか、何故貧困から抜け出せないのか等、そしてどうしたら良いかまでが書かれていて興味深い本だった。一度貧困に落ちてしまうと浮上するのが難しい日本の現状に問題もあるようだけど、改善するのは難しいんだなあと感じました。

下記抜粋:
格差社会の果てにワーキングプアや生活保護世帯が急増中、と言われる。しかし本当にそうか?バブルの時代にも貧困問題はあった。ただそれを、この国は「ない」ことにしてきたのだ。そもそも、貧困をめぐる多様な議論が存在することも、あまり知られていない。貧困問題をどう捉えるか、その実態はどうなっているのか。ある特定の人たちばかりが貧困に苦しみ、そこから抜け出せずにいる現状を明らかにし、その処方箋を示す。

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