「かいじゅうたちのいるところ」
GREEN APPLE BOOKSにて、英語版を発見してしまったので買ってしまいました♪
下記抜粋:
子どもだけではなく大人も楽しめる数少ない作品である。もしこの作品を 楽しめなければ、それは、読者が童心を忘れて久しいことを示す、なによりの証拠だ。…主人公のマックスは、オオカミの着ぐるみを着てやったいたずらの罰 に、夕食ぬきで寝室へ追いやられる。ところがびっくり、部屋はいつの間にか森になり、マックスはそこで思う存分あばれ、遊びはじめる…。センダックのカ ラーイラストは美しい。おそらく彼の作品の中で最高のできであり、読者はページをめくるごとに新しい驚きに包まれる。不格好なパーツをそなえた体、大きす ぎる目、といった野生の生きものたちは、かたや震え上がるほど恐ろしげに見えると思えば、とてつもなくユーモラスで快活な姿でページに登場したりもする。
文章がふてぶてしいほど次から次へと繰り出されるのがセンダックの特徴だが、こういったテキストのトーンのおかげで、夢の国と子どもの空 想世界との間に漂う意識の流れが、ストーリーの中にそっくりそのまま、とうとうと流れている。
このおとぎばなしは、子どものころ オオカミの着ぐるみの中で経験したあの忘れがたい気持ちよりももっと、ワクワクする感じを味わわせてくれる。読み終わった後には、「我が家に勝るものな し」とあらためてうなずかせられるのである。
内容紹介
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