2012年10月13日土曜日

牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 / 坂口 孝則

2008年の本です。
安い所から買う、安い物を使う、仕入れ品を上手く使う、事が大事だという事でした。
しごく当たり前な事を言っていますが、実際に出来ていない場合が多いとの指摘です。
日本ならではの感情での付き合い購入などもあるので、まずはそこからとの事でした。

下記抜粋:
牛丼屋は安さの限界を追求する。よって並盛り一杯350円の儲けは、およそ9円。だが、利益を伸ばす余地はまだある。材料費が10円下がれば、同じ値段でも儲けは倍になるのだ。かように、どんな業種も仕入れの工夫でさらに利幅を増やすことができる。いってみれば、仕入れほど、売り手と買い手が激しい価格交渉を繰り返し、互いの知恵を戦わせる分野もない。仕入れがわかれば、モノの値段と利益の本質が見える。

坂口/孝則
現役バイヤーかつ調達業務研究家。大学卒業後、メーカーの調達部門に配属される。調達・購買、原価企画を担当。300社のメンバーが集まる調達・購買業界で日本最大の組織「購買ネットワーク会」幹事。メールマガジン「世界一のバイヤーになってみろ!!」執筆者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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